Food Development Solutions Center
食品開発ソリューションセンター
近年の食品開発においては、主に以下の 3 つの観点への関心が高まっています。
・食物繊維を多く含む設計
・糖質量に配慮した配合
・腸内環境への配慮
これらのニーズ及びその他食品開発における課題に対応するためには、食物繊維素材をはじめとした機能性素材の特性を理解し、用途に応じて適切に選定・組み合わせることが重要です。
本ページでは、機能性素材を活用した食品設計の考え方と活用方法をご紹介します。

課題1食物繊維を配合したいが、十分な含有量を確保できない
ソリューション
- 課題の詳細
- 健康志向の高まりにより、食物繊維を訴求した商品の開発ニーズが増えています。しかし、十分な食物繊維量を配合しようとすると、食感や風味、加工性への影響から、狙った製品品質を維持できない場合があります。
- 原因
- ・食物繊維含有量の高い原料の配合が不足している
・水溶性食物繊維、不溶性食物繊維のバランスが最適化されていない - 選定ロジック
- ・食物繊維含有量が高い素材を選定する
・用途に応じて水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を使い分ける
・食感や加工適性への影響が少ない素材を選定する - 解決策
- 食物繊維含有量の高い素材を活用し、製品コンセプトに合わせて組み合わせることで、食感や加工適性を維持しながら食物繊維量の向上が期待できます。
製品紹介
課題2糖質を抑えたいが、配合原料の選択肢が足りない
ソリューション
- 課題の詳細
- 低糖質食品への需要が高まる中、糖質量を抑えながらも甘味や食感、ボリューム感を維持した製品開発が求められています。
- 原因
- ・糖質原料を代替する素材が不足している
・糖質低減と嗜好性を両立できていない - 選定ロジック
- ・糖質量を低減できる素材を選定する
・甘味やボリューム感を補完できる素材を選定する
・品質への影響が少ない素材を選定する - 解決策
- 糖質原料の一部を機能性素材へ置き換えることで、糖質量に配慮しながら甘味や食感を維持した配合設計が期待できます。
製品紹介
※アルロースは食品表示基準の栄養成分表示では糖質に分類されます
課題3腸内環境への配慮を意識したいが、適切な素材を選定できない
ソリューション
- 課題の詳細
- 腸内環境への関心の高まりにより、腸活を意識した食品設計が求められています。しかし、素材ごとの特徴や用途が多様であり、適切な選定が課題となっています。
- 原因
- ・腸内環境に配慮した素材が配合されていない
・素材ごとの発酵性や特性が整理できていない - 選定ロジック
- ・水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の特性を考慮する
・製品コンセプトとの適合性を確認する - 解決策
- 素材ごとの特性を整理し、製品コンセプトに応じて組み合わせることで、腸内環境への配慮を意識した製品設計が期待できます。
製品紹介
課題4食感を調整したいが、狙った物性を実現できない
ソリューション
- 課題の詳細
- 食品のおいしさや嗜好性に大きく影響する食感について、もっちり感やなめらかさ、保形性などを狙い通りに表現できない場合があります。
- 原因
- ・単一素材で物性を実現しようとしている
・増粘性や保水性の設計が不足している - 選定ロジック
- ・増粘性
・保水性
・膨潤性
・分散性
などの特性を総合的に評価する - 解決策
- 異なる物性を持つ素材を適切に組み合わせることで、もっちり感やなめらかさ、ボリューム感など狙った食感設計が期待できます。
製品紹介
課題5満足感や食べ応えを出したいが、ボリューム感が出せない
ソリューション
- 課題の詳細
- 低糖質食品や低脂質食品では、ボリューム感や満足感が不足し、食べ応えに欠ける場合があります。
- 原因
- ・膨潤性や吸水性を持つ素材が不足している
・咀嚼性を付与する原料が配合されていない - 選定ロジック
- ・吸水性
・膨潤性
・咀嚼性
を考慮して選定する。 - 解決策
- 膨潤性や吸水性を持つ素材を活用することで、量感や食べ応えを向上させ、満足感のある製品設計が期待できます。
製品紹介
課題6グルテンフリーに対応したいが、天然素材原料で選択肢が欲しい
ソリューション
- 課題の詳細
- グルテンフリー製品では、小麦由来の結着性や構造形成を補いながら、品質を維持することが課題となります。
- 原因
- ・グルテンを除去する設計のみになっている
・結着性や構造形成を補う素材が不足している - 選定ロジック
- ・結着性を補完できること
・構造形成に寄与できること
・天然由来原料であること
・加工適性に優れること - 解決策
- 結着性や構造形成を補完する素材を組み合わせることで、安定したグルテンフリー製品の設計が期待できます。
製品紹介
課題7品質を安定させたいが、分散や粘度のばらつきを抑えられない
ソリューション
- 課題の詳細
- 飲料やソース、デザートなどの製品では、分離や沈降、粘度変化による品質のばらつきが課題となります。
- 原因
- ・分散性への配慮が不足している
・増粘設計が最適化されていない
・経時変化の影響を受けている - 選定ロジック
- ・分散安定性
・粘度安定性
・経時安定性
・用途適性
を総合的に評価する - 解決策
- 分散性や増粘性に優れた素材を活用することで、分離や沈降、粘度変化を抑制し、品質の安定化が期待できます。