Chemicals Solution Center

化学品 ソリューションセンター
(液体精製)

液体精製の現場では、目的に応じた素材選びが重要です。
当社は、活性炭・珪藻土・セルロースを軸に、濾過、吸着、脱色といった工程を支える商材を取り扱っています。
用途や工程に合わせた最適なご提案で、品質向上と安定生産に貢献します。

水面に落ちる水滴

課題1目的の不純物が思ったように取れない

ソリューション

課題の詳細
生成物に色やにおいが残ってしまい、目標の品質基準に届かない場合があった。
目的の不純物が十分に除去できていなかった。
原因
目的の不純物が思ったように取れない原因は、下記が挙げられます。
・不純物の種類(色素・におい成分など)と吸着材の相性
・接触時間や添加量などの使用条件(量・時間・温度・pH)の問題
・原液・原料側の変動
選定ロジック
目的の不純物を適切に除去するためには、以下のような観点で選定します。
・除去したい不純物に対して吸着力の高い材料を選ぶ
・原液と吸着材の接触時間など、適切な条件を設定する
・生成物の有効成分や品質に影響を与えない材料を選ぶ
解決策
色素・におい成分への吸着力が高い活性炭を選定し、接触時間や添加条件を見直します。
また、活性炭が対象成分と十分に接触できるよう、前工程で濾過助剤を用いて大きな不純物をあらかじめ除去。
これにより、活性炭の吸着性能を発揮しやすい環境を整え、目的の不純物を安定して除去できるようになります。

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多様なメーカー様の優れた技術や
製品を横断的に組み合わせながら
お客様にとっての最適な
解決策をご提案致します。

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課題2濾過が詰まりやすく、処理量が伸びない

ソリューション

課題の詳細
濾過工程で目詰まりが早く発生し、処理量が伸びない。
フィルター交換や逆洗の頻度が高く、稼働率や作業負荷にも影響している。
原因
濾過が詰まりやすく、処理量が伸びない原因は、下記が挙げられます。
・濾過助剤・吸着材の選定の問題
・使用条件(量・時間・温度・pH)の問題
・原液・原料側の変動
・設備・運転条件の要因
選定ロジック
適切な濾過で処理量を伸ばすには、以下のような観点で材料を選定します。
・原液の粒子径・濃度をもとに、候補となる濾過助剤を絞り込みます
・濾過試験等によりケーク層に十分な空隙(透過性)や捕捉性能を確認します
・必要な清澄度を保ちながら、濾過抵抗の上昇を抑えられることも確認します
・既存設備・工程を大きく変えずに導入できることも重用なポイントです
解決策
珪藻土濾過助剤に繊維状のセルロース系助剤を混合し、ケーク層の空隙構造を改善。
セルロースがケーク中の流路を確保することで、珪藻土による懸濁物質の捕捉性能を維持しながら、目詰まりの進行を抑制。処理量の向上とフィルター交換頻度の低減を実現します。

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課題3吸着材・濾過材の選定が難しい

ソリューション

課題の詳細
活性炭・珪藻土・セルロースなど、複数の選択肢がある中で、どれを選べば良いか判断がつかず、選定に時間がかかっていた。
過去の経験や勘に頼った選定になっており、変更のたびに試行錯誤が発生していた。
原因
吸着材・濾過材の選定が難しい原因として、下記が挙げられます
・「原液の性状」「除去対象」「工程条件」など、比較検討に必要な情報の整理が困難
・各材料の特性の違いが分かりづらい
・判断する基準が定まらない
・試験・検証を行わないまま、経験や勘で判断していたこと
選定ロジック
吸着材・濾過材の選定は、下記を軸にします
・除去したい対象(粒子・色・におい・特定成分)を明確にすること
・原液の性状(粘度・濃度・pH など)を踏まえて絞り込むこと
・目詰まりやすさ・捕捉力・コストのバランスを比較できること
・小規模テストで効果を確認しながら判断できること
解決策
原液の性状と目的の除去対象を整理し、活性炭・珪藻土・セルロースそれぞれが、原液に対してどのような効果を発揮しやすいか確認します。
そのうえで、実際の原液を用いた小規模試験を実施し、条件ごとの効果を数値で比較。
勘や経験だけでなく、“試験データ” に基づいて材料を選定します。

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課題4ランニングコストが高い

ソリューション

課題の詳細
濾過助剤・吸着材の使用量や交換頻度が多く、材料費・廃棄費用がかさんでいた。
効果自体は出ているものの、コスト面での負担が大きいことが課題となっていた。
原因
ランニングコストが高くなってしまう原因として、下記が挙げられます。
・濾材を必要以上に多い添加量で運用しているケース
・性能を発揮しきれないまま交換や廃棄されているケース
・原液の変動に関わらず一律の条件で運用しているケース
選定ロジック
ランニングコストを適正化するためには、下記の観点で検討をおこないます。
・必要な性能を維持できる、適切な添加量とすること
・同じ添加量でも、必要な性能を安定して発揮できる材料を選定すること
・交換・廃棄の頻度を抑えられる、耐久性の高い材料を選定すること
・原液の状態に応じて、添加量を調整できること
解決策
原液の性状や必要な処理性能を確認したうえで、添加量を段階的に検証し、過剰分を適正化します。
また、同じ添加量でも安定した性能を発揮しやすい、耐久性の高い材料に切り替えることで、交換頻度と廃棄量を削減できます。
結果として、性能を維持したまま、トータルでのランニングコストを抑えることが可能です。

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課題5品質のばらつき・再現性の確保が難しい

ソリューション

課題の詳細
同じ工程・同じ材料を使っているにもかかわらず、ロットや時期によって処理結果にばらつきが生じている。
再現性が低く、安定した品質を維持することが難しい状態。
原因
品質のばらつき・再現性の確保が難しい原因として、下記が挙げられます。
・原液の濃度や温度など、気づきにくい僅かな条件変動が影響しているケース
・運用条件(添加量・接触時間・撹拌条件など)が固定的であること
・作業者や設備の違いで運用に差があり、結果を比較・検証する仕組みが十分でないこと
選定ロジック
品質のばらつきを抑え、再現性を確保するには、下記に着目します。
・原液の変動に対して、ある程度の許容幅を持たせられる材料・条件を採用する
・添加量や接触条件を数値で管理・調整しやすいこと
・作業者が変わっても、同じ手順・結果を再現しやすいこと
・結果を記録・比較できる仕組みと組み合わせられること
解決策
原液の状態に応じて添加量や接触条件を調整できるよう、運用基準を数値化・標準化し、作業者によらず同じ手順で運用できるようにします。
また、原液の変化に対して安定した性能を発揮しやすい材料への見直しもおこないます。
結果を記録・比較できる体制を整え、ロットや担当者による差が縮小し、安定した品質を継続的に再現可能になります。

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活性炭とは、賦活処理により微細な穴(細孔)を持たせた炭のことです。
わずか1gでテニスコート数面分という比表面積(500〜2000m2)を誇ります。さまざまな細孔径を有しており、液相、気相、触媒、溶剤回収など1000以上の用途に用いられています。有害物質や臭気成分を分子レベルで吸着する事により脱色、脱臭、精製、ダイオキシン除去などが実績として挙げられます。pHによる使用制限も少なく、熱安定性も高いです。また粒状活性炭は再生する事により再利用する事も可能です。

大阪ガスケミカルの活性炭事業は、武田薬品工業にそのルーツを持ち、日本エンバイロケミカルズを経て、今日まで受け継がれてきました。双葉化学は、その武田薬品工業時代から活性炭事業に携わり、半世紀を超える長きにわたって関係を築いてまいりました。時代とともに事業を取り巻く環境や組織が変化する中でも、長年培ってきた信頼と知見を礎に、現在も大阪ガスケミカルの「白鷺®」ブランドを中心に、活性炭をお客様へご提案しています。

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珪藻土濾過助剤およびパーライト濾過助剤は、液体中の懸濁物を捕捉し、濾過を安定させるために使用される濾過助剤です。
珪藻土濾過助剤は、珪藻由来の多孔質なシリカ粒子により、清澄化と通液性のバランスを取りやすいことが特長です。パーライト濾過助剤は、火山岩の一種である真珠岩などを加熱発泡させた多孔質粒子で、軽量性や通液性を活かした濾過工程で検討されます。
両者とも、粒度や透過性の異なるグレードがあり、原液の性状、求める清澄度、処理量、使用設備などに応じて使い分けます。
本ページでは、珪藻土濾過助剤の一般用途で検討しやすい中庸タイプを中心にご紹介します。

1.中庸タイプの特徴

中庸タイプの珪藻土濾過助剤は、原液の性状が極端ではない多くの濾過工程において、使いやすいバランス型のグレードです。プリコート、ボディフィードのいずれにも対応しやすく、清澄度と通液性の両立を図りたい場面で広く検討されます。

タイプ特徴向いている場面
微粒清澄度を重視微細な懸濁物の除去、より高い透明性が必要な工程
中庸濾過速度と清澄度のバランスが良い標準的な濾過条件、選定の起点
粗粒濾過速度・通液性を重視粘度が高い液、処理量を重視する工程

このような場合に中庸タイプをご検討ください

  • ・濾過速度と清澄度のどちらも重視したい
  • ・原液の粘度が極端に高くない
  • ・粗粒タイプでは清澄度が不足し、微粒タイプでは通液が重い
  • ・まずは標準グレードから検討したい
  • ・幅広い用途で使いやすい珪藻土濾過助剤を探している

※実際の適否は、原液の性状、設備、運転条件、求める清澄度によって異なります。

2.代表ブランド

珪藻土濾過助剤『ラヂオライト』(メーカー:昭和化学工業株式会社)

ラヂオライトは、珪藻土濾過助剤の代表的なブランドのひとつです。焼成品、融剤焼成品、混合品などのグレード群があり、濾過対象液や設備条件、求める清澄度に応じて使い分けます。
昭和化学工業は国内における珪藻土のシェア1位を誇り、双葉化学は国内においてラヂオライトの取り扱い量はトップクラスの代理店です。また、パーライト濾過助剤『トプコ』も取り扱いがございます。
豊富な実績と知見をもとに、用途に合わせた最適な銘柄選定およびご提案をさせて頂きます。「どのグレードから試せばよいか分からない」「現在の濾過条件を見直したい」といった場合も、お気軽にご相談ください。

ラヂオライト中庸グレードの商品群:濾過速度と清澄度の関係図(#300 低速から #900 高速まで)
ラヂオライト「中庸タイプ」グレードの商品群

3.荷姿・供給形態

紙袋、フレキシブルコンテナを基本にご納品しております。

4.使用方法

プリコートの模式図

プリコート

濾過操作の前に、濾布や金網などの濾材表面に、あらかじめ濾過助剤の層を形成する方法です。このプリコート層が原液中の懸濁粒子を補足し、清澄な濾液を得やすくするとともに、濾材の目詰まりを抑えます。
また、濾過後にはプリコート層ごと剥離しやすいため、掃除や後処理のしやすさにもつながります。

ボディフィードの模式図

ボディフィード

原液中に濾過助剤を添加・分散させた状態で濾過する方法です。
濾過の進行に伴って形成されるケークの濾過抵抗を抑えやすく、比較的安定した濾過速度を維持しながら運転しやすいのが特徴です。
ボディフィードは一般にプリコートと併用されることが多く、濾過の安定化や目詰まり対策に有効です。

5.主な用途

分野濾過対象例
飲料ビール、日本酒、ワイン、清涼飲料水原料など
食品・調味料糖液、調味液、発酵液、食用油など
医薬・発酵培養液、抽出液、工程液など
油脂・石油潤滑油、圧延油、各種油剤など
化学・工業塗料、樹脂液、メッキ液、工程液など
水処理・環境工場排水、工程水、プール・浴場循環水など

※用途例は一般的な例です。実際の使用可否は、対象液や設備条件に応じてご確認ください。

6.珪藻土濾過助剤の一般的な化学的性質

珪藻土濾過助剤の主成分は二酸化ケイ素(SiO2)です。
天然由来原料のため、産地や処理方法により、少量のAl2O3(アルミナ)、Fe2O3(酸化鉄)、CaO(カルシウム)、MgO(マグネシウム)、Na2O(ナトリウム)、K2O(カリウム)などの金属酸化物を含むことがあります。
また、珪藻土は多孔質の構造を持ち、粒子を物理的に捕捉しやすい点が、濾過助剤としての大きな特長です。

項目一般的な性質
主成分二酸化ケイ素(SiO2)
外観粉末
臭いほとんどなし
引火性不燃性
溶解性水にほとんど不溶。有機溶剤にも不溶のものが一般的。
化学的安定性比較的安定。強酸、強アルカリ、フッ化水素酸(HF)には影響を受けます。
その他天然由来のため、色調や副成分はグレードにより異なります。
珪藻土焼成品(淡赤褐色の粉末)
珪藻土焼成品
淡赤褐色の粉末
珪藻土融剤焼成品(白色の粉末)
珪藻土融剤焼成品
白色の粉末

※上記は珪藻土濾過助剤の一般的な性質であり、個別製品の規格値・保証値ではありません。
※食品用途への適合可否は、銘柄・用途・法令条件に応じて個別にご相談ください。

7.お問い合わせ

中庸タイプの珪藻土濾過助剤・パーライト濾過助剤は、幅広い濾過条件で検討しやすい一方で、原液の性状や設備条件によっては、粗粒タイプや微粒タイプの方が適する場合もあります。
双葉化学では、豊富な実績と知見をもとに、用途に合わせた最適な銘柄選定およびご提案をさせて頂きます。珪藻土濾過助剤・パーライト濾過助剤の選定や見直しをご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

※記載内容は一般的な情報であり、特定用途への適合や性能を保証するものではありません。
※実際の選定は、対象液、設備、運転条件、法令・規格条件などを踏まえてご確認ください。

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粉末セルロースは、木材由来の高純度な天然セルロースを微細化した機能性素材です。食品・健康食品分野では食品添加物として使用され、保水性向上、食物繊維強化、食感改良、結着防止、作業性改善、硬度付与などに利用されています。さらに、液体の清澄化や目詰まり防止、金属回収工程における濾過助剤、樹脂やゴムの寸法安定性や耐熱性向上のための充填剤、ペットフードにおける毛玉コントロール、合皮皮革など幅広い用途で採用されています。

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